■メリーミュージックから一言
とにかく、発想がすばらしい!そして、かわいい上に音もすばらしい!
音楽に興味のないご家庭でも日常の生活に音楽が「とけ込む」ことを実感されると思います。
自信を持ってお勧めする商品です。
発売元のHPはこちらです。
【音楽理論を勉強されている方、音楽教師の方のアイテムとして】
●グランソルフェB1文字板の機能
音楽の授業において、音程(2音間の隔たり)や各調についての説明はかなりの時間を必要とします。
グランソルフェB1の文字板には円形に音階が配置されています。この文字板を音楽理論学習のアイテム
として使いますと、とても便利であることを多くの方に知っていただきたいと思います。
グランソルフェB1を実際に音楽授業で用いてみた所、音楽理論を理解するのに役立ったという
生徒さんの意見が多数ありました。
グランソルフェB1の音楽的機能を十分活用していただく方法を示します。
●平行調の理解
時計時刻が9時である場合の、短針と長針の関係が、平行調の短調と長調の関係になります。(9時がイ短調、12時がハ長調)
右手人差し指と親指で9時の形を作り、時計軸を中心に回転すると、
親指が指す時刻が平行調の短調を示し、人差し指が長調を示します。
平行調の関係は右手で9時を作った場合の親指と人差し指の関係だと覚えると忘れないようです。
例)親指が11時を指した場合は親指が平行調のロ短調であり、人差し指が指す2時がニ長調になります。
●属調、下属調の見つけ方
主調に対して第5音を主音とする調が属調です。(下属調は第4音を主音とする調)ハ長調の属調は
第5音を主音とする調ですから、ト長調になります。
12時のハ長調の属調は7時のト長調であり、その関係は対角線の1メモリ右になります。その関係が判りますと、
ト長調の属調も7時からみて対角線の1メモリ右が属調になり、2時のニ長調と認識できる訳です。
ハ長調の属調の属調はという込み入った問題も文字板から容易に調を見つけることができるのです。
●音程
音程に関しては各音程(完全音程、長短音程など)を理解するうえで、ピアノ学習経験がない学生は
音階を構成する全音、半音の関係が頭に入らず音程理解に苦労しておりました。
学校教室用タイプ時計の文字板には半音の部分に赤の印を付けてあります。11時12時、4時5時、
の赤印は半音であることを示すものです。授業で効果があったのは、6度、7度の場合この赤印の部分
を二箇所含む音程ならば短音程、1箇所含む音程ならば長音程という説明をしたところ、理解しやすい
という学生の意見がありました。
5線上では距離的な長短が感覚的につかめず、文字板での説明では円周の角度で長音程と、
短音程の差を実感でき、理解を助けたようです。